2023年12月3日(日)、J1最終節が行われ、今シーズンのJ1全日程を終了した。
得点王に輝いたのはヴィッセル神戸の大迫勇也選手と横浜Fマリノスのアンデルソン・ロペス選手の2人。2人同時の得点王は、2021年以来、2年ぶりで通算6度目のようだ。大迫勇也選手、アンデルソン・ロペス選手、得点王の受賞おめでとうございます!
一方で多くのクラブが直面する課題が決定力不足。数年前までは日本代表でもよく耳にした課題だ。そんな決定力不足は、誰の課題なのかを掘り下げる☆
※ここではわかりやすくするために「点を決めるのはFWの仕事」と定義する。
決定力不足はFWだけの課題ではない
これは比較的わかりやすい答えだろう。相手チームと実力差がありすぎて、そもそもFWまでボールが回ってこなかったり、相手GKが神がかりすぎていくらシュートを打っても入らなかったりするということがサッカーでは起きる。この場合の得点力不足をFWの課題にするのは、ちょっとかわいそうだ。
FW個人としてできる課題は、全てのシュートを枠内に飛ばすこと
試合で打つシュートを全て枠内に飛ばす。そして、それが試合でできるように日々のトレーニングに励む。これであれば、相手がどうこうではなく、自分次第でできる。育成年代のFWで「毎試合ゴールを決める」という目標を設定している選手がいればそれは危険だ。今すぐ目標設定を変えさせた方がいい。
だってそうでしょ。「俺は毎試合ゴールを決めるんだ!俺にボールをよこせ!パスを出さないなら俺が全員ドリブルで抜いてやる!」こんな独りよがりなプレーされたら周りはたまったもんじゃない。何のためのチームスポーツだ?ってなる。
百歩譲ってプロのサッカー選手のFWだったらそれくらいの気持ちは持っていていい。いや、その気持を持ってこそプロになれるのかも知れない。そういう意味で「育成年代のFW」と表現していることにご理解をいただきたい。
シュートを枠内に飛ばすのはFW自身の課題 点が入るかどうかは他者の課題
これはアドラー心理学で言う「課題の分離」である。シュートは全部枠内に飛ばした。けれど全部止められた。そんな場合、メンタルが弱めな選手には、以下のようにアプローチしてあげてほしい。
シュートを枠内に飛ばすという自分の課題は自分自身でなんとかなる。しかし、他者の課題は自分自身ではどうにもならない。だからシュートを全て枠内に飛ばしていればそれでいい。それで点が入らなかったらしょうがない。相手GKが自分より上だっただけ。大丈夫、まさきコーチは知ってるよ。自分の課題をクリアするために毎日家で自主練していることを。それを続ければいつか必ず点は決められるようになってるよ。
あっ、ごめんなさい。勝手に家で自主練している選手像を作り上げてました(笑)本当に自主練やってるかどうかは、保護者に聞いてください。
アドラー心理学を学んで、資格も欲しいなら…
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私もアドラー心理学を学んでいますが、「課題の分離」と「目的論」を日常生活に取り入れるだけで、イライラがかなり減りました!「イライラ」を「(笑)(笑)」に変えたい人はぜひアドラー心理学を学んでください☆
サッカーの指導者をやっているあなたには、もちろん勇気づけのコーチングもアドラー心理学から学んでほしいです☆
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