サッカーメンタルコーチならまさきは、以下のミッション(目標)・ビジョン(目的)・バリュー(行動指針、判断基準)に則って活動を行っています。
ミッション(目標)
ハラスメントゼロの社会へ 〜サッカーメンタルコーチの私にできること〜
きっかけは25年前のことだった
帰りの会がいつもより長引いている…。あと3分後にはグラウンドに出ていないと怒られる。5分後、「練習時間に間に合わなかった奴は外周走ってろ!」自分がサボっていたわけではないのに理不尽な罰則。それでも「先生の言うことは聞かなければならない。」と考えていた当時の真面目過ぎる私にとって、自分の意見を言うという選択肢は持っていなかった。
「奈良ー‼」試合中にミスをすると大声で怒鳴られた。「パスを受けたくない。」「ボールに触りたくない。」「どうすれば怒鳴られずに試合を終えることができる?」頭の中はそれでいっぱいいっぱい。「うまくなるためにはどうすればいいか?」「成長するために何が必要か?」なんて考えられるほど、自分の心は強くなかった。
見ていることしかできなかった無力感
ある日の練習終わり、ゴールマウスに1人のチームメイトが立たされた。その至近距離でボールを持って立ち構える顧問。蹴られたボールは、チームメイトの腹に直撃。膝から崩れ落ちるチームメイト。それをただ、見ていることしかできなかった自分に対する圧倒的な無力感。そんな自分が嫌いになった。
“プレ・ハラスメント”の時代から“ハラスメント全盛”の時代へ
ハラスメントという言葉がまだ浸透していなかった平成の前半。体罰、言葉の暴力。当時の私は好きでサッカーをやっているのではなく、サッカーを嫌々やらされていた…。
月日の流れは早く、時代は令和。ハラスメントは収まることなく、逆にハラスメント全盛期を迎えている。
ハラスメントの多様化
ハラスメントだって多様化されている。指導者から選手へというハラスメントだけではなく、選手から指導者へのハラスメントだってある。そして、ハラスメントと言われることを恐れて厳しい指導を控える指導者に対して、もっと厳しい指導を望む保護者もいる。
価値観の多様化が尊重される現代社会において、指導者のメンタルケアも必要になった。
メンタルケアだけがメンタルコーチの役割ではない
サッカーに必要なマインドセット(考え方や意識)を選手や指導者、保護者に身に付けてもらうこと。これもメンタルコーチの役割である。
集中力やプレッシャーに関するセミナーを開催することも、スポーツ界における心理学の重要性をもっと感じてもらうための普及活動を行うことも。
メンタルコーチの役割はたくさんあるのに、絶対的にその存在が足りていない。
それはなぜか?心理職は負担の大きさや拘束時間の長さの割に報酬が見合っていないというイメージがあるから。そのイメージを変えてやる!やり方なんていくらだってある。
やりがい搾取の心理職から自由と報酬のバランスが取れた心理職へ。サッカーメンタルコーチを子どもたちの憧れの職業へすることで、サッカー界と心理職業界の発展につなげたい。
それでもサッカーを辞めなかった理由
話を25年前に戻そう。
日々の練習も試合に出るのも辛かった。それでもサッカーは辞めなかった。サッカーが嫌いになったのではなく、指導者の指導法が嫌いなだけだと気付けたから。「俺の大好きなサッカーをあんたに奪われてたまるもんか!」そのメンタルを手に入れる前に時間が解決してくれた。
ハラスメント指導者によって失ったもの3選
ハラスメント指導者によって、私は以下の3つを失った。
- サッカーを楽しむ気持ち
- 自信
- 将来への希望
ハラスメント指導者のおかげで得たもの5選
ハラスメント指導者によって失ったものが3つある一方で、ハラスメント指導者のおかげで得たものが5つある。
- 「こんな指導者には絶対にならない!」という決意
- ハラスメント指導を乗り越えた経験
- 「サッカーメンタルコーチ」という職業
- ハラスメント経験者に共感できる実体験
- スポーツの本質
サッカーを続けたことで得られたもの
そして、サッカーを続けたことで得られたものもたくさんある。数を上げたらキリがないから3つだけ。
- 楽しむことの大切さ
- 困難を乗り越えたという成功体験
- かけがえのない仲間たち
ネガティブな経験で終わるか、ポジティブな経験に変えるか、全ては自分次第
お気付きだろう。ハラスメント指導者によって失ったものが3つある一方で、ハラスメント指導者のおかげで得たものは5つ。失ったものの数よりも、得たものの数の方が多い。
ネガティブな感情を持ち続けてハラスメント指導者を一生恨み続けることも自由。ハラスメント指導者のことを良い経験に変えてポジティブに生きていくことも自由。
ポジティブに生きていきたいという理想と、どうやって変わったら良いかわからないという現実のギャップで苦しむあなたのお手伝いをするのが私の役割。自分で解決できない悩みは、周りにいる人に話すことも大切。
自分と未来は変えられる
ハラスメント指導を受けたという過去の経験は、残念ながら変えることができない。そして、ハラスメント指導を行う指導者を他者が変えることも簡単にはできない。
しかし、自分の考え方次第でハラスメント指導というネガティブな経験をポジティブな経験に変えることはできる。
【過去】にとらわれて生きるのはもう終わりにしましょう。あなたに待っているのは、明るい【未来】です!
ビジョン(目的)
未来を担う子どもたちの育成
- ハラスメント指導を受け流すことができるよう、子どもたちのメンタル環境を整えます。
- 子どもたちにスポーツの本質を伝えることで、ハラスメントをしない未来の指導者を育成します。
- メンタルコーチを子どもたちの憧れの職業にすることで、心理職業界のバトンを未来につなぎます。
スポーツ指導者の意識改革
- ハラスメント指導者に“気付き”を与えることで、指導者自らが意識を変えるよう導きます。
- 選手の価値観が多様化する中で、ハラスメント指導にならないか不安な指導者を救います。
- スポーツ指導者に心理学の重要性を伝え、指導者が自ら学び成長できる環境を整えます。
社会全体の意識改革
- ハラスメントをする人は淘汰される(生き残れない)時代だということを認識させます。
- 強いメンタルではなく、折れないしなやかなメンタルを持つ人材を育成します。
- 【変わりたい勇気】を持つあなたが、自ら学び成長できる環境を整えます。
バリュー(行動指針、判断基準)
信頼
- “オープンマインド”。あなたに心を開いてもらうことが大切です。そのため最初は私から心を開こうと思っています。
- 信頼関係を構築できた相手には、逆に距離を縮めすぎる場合があります。距離が近いなと思う時は「信頼されているんだなぁ〜」とポジティブに捉え、遠慮なく「近いです。」とお申し付けください。
- できない約束はいたしません。過剰な信頼感の構築は、安易な“裏切り”に繋がります。
敬意
- お客様一人ひとりの個性を尊重し、価値観を認め合います。ただし、価値観を認めることとその価値観のままでいいかどうかを判断することは別物だと考えます。
- “正義の反対は別の正義”。どっちが良くて、どっちが悪いの判断は行いません。
- 組織にとって“建設的(役に立つ)”かどうかの基準で判断します。第3の道があるかどうかを一緒に考えることもあります。
自主性
- 自ら変わりたいという意志を持つ人のみサポートします。
- 最終的な目標は、私に頼らずに自立してもらうことです。
- 【守・破・離】をイメージしながら、自立をサポートします。
熱意
- 成長したい!という熱意を持つあなたをサポートします。
- “一生学び”。あなたに負けないよう私も学び続けます。
- “学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない”。私の定年は学ぶことへの熱意が燃え尽きた時です。
挑戦
- まずは挑戦へのハードルを下げることから取り組みます。
- “コンフォートゾーンからストレッチゾーンへ”。挑戦のハードルが下がったら、あなたの手の届く範囲の挑戦から提案します。
- “コンフォートゾーンとストレッチゾーンを行き来する”。パニックゾーンに入らないよう見守りつつ、しんどさを感じたらコンフォートゾーンに戻ることも大切にします。
寛容さ
- “失敗は成功のもと”。ミスをすることが悪いこととは思いません。
- ミスを批判される環境に身を置いている人がそこから離れることは、“逃げ”ではありません。
- トライ&エラーを何回も繰り返すことが、成功への王道だからです。
協調性
- 組織にとって役に立つ方法をあなたと一緒に考えます。
- 組織の目標達成に向かって、自分に何ができるかという考え方をする人を大歓迎します。
- ただ単に自分の意見を通したいだけの人、組織の批判をしたいだけの人は他を当たってください。
感謝の気持ち
- 相手の悪い点に目が向いているから感謝することができないのです。
- 相手の良い点に目を向けると、自然と感謝の気持を持つことができるようになります。
- そのために大切なのは、ものの見方や考え方を変えることです。時には相手と立場を変えることも大切です。
継続力
- 大切なのは目標を達成するまで続けること。続かない提案はいたしません。
- 他の人に合う方法があなたに合う方法とは限りません。
- あなたに合った方法が見つかるまで、継続してサポートします。
楽しむ
- “人生楽しんだもん勝ち!”そんなマインドを持ったメンタルコーチです。
- 私の強みは“ネガティブ”を“ポジティブ”に変えることにあります。
- 暗い雰囲気を感じたらおやじギャグで笑わせようとします。厚着をオススメします(笑)
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